当院で使用するはり・きゅうについて

鍼治療というと、縫い針を想像する方が多いのですが、当院で使用する針は極めて細いものです。刺すときもほとんど無感覚か、ほんのわずかにチクッとする程度です。また、使用する針はすべて使い捨てなので衛生的にも安心です。

灸は艾(もぐさ)と呼ばれるものを、写真のように米粒大あるいはそれよりも小さく(時にゴマ粒大)にひねり出したものを皮膚の上に置き、線香で点火して使用します。熱いというよりも、チクッとした感覚です。少量の天ぷら油が跳ねたときの感覚に似ています。

また、下の写真のように台座の上にもぐさが乗っているタイプで、直接皮膚に艾が触れない「間接灸」でも施術しています。こちらのお灸はほんのり温かく感じます。

他にも、灸頭針(きゅうとうしん)と呼ばれる、針の頭に艾を丸めたものをつけて点火する方法もあります。じんわりと気持ちよい温かさで、からだを温めるのに優れています。

治療後のからだの反応について

はじめての治療の後は、ごくまれにですが、一時的にさまざまな症状が出現することがございますが、これを漢方では『瞑眩(めんげん)』といい、症状の好転反応とされています。時間がたてば必ず良い結果が期待できますので、心配ございません。

どれぐらいのペースで通えばいいの?

発症して日の浅い病気ほど早く治りやすいので、連日あるいは1日おきに治療するのが望ましいといえます。

逆に慢性病や難治性疾患の場合、週2回の治療を2〜3か月程継続したのち、からだの状態が良好であれば週1回の治療に切り替えていきます。

慢性病・難治性疾患では、効果を実感できるまでに治療期間を要する場合が多いので、患者様のスケジュールなどを考慮しながら治療間隔について提案させていただきます。

治療中のライフスタイルについて

 

どんなに治療を受けても、日頃のライフスタイルが乱れていては、せっかくの治療が台無しです。これは、洋の東西を問いません。とりわけ、鍼灸はからだの自然治癒力を高めて病気を治す治療法といえますので、鍼灸治療を受けている間は以下の点にご注意ください。

睡眠は充分にとること(遅くても午前0時までに就寝するのが望ましいです)

アルコール類は少なめに。

食事は腹八分目にし、脂ものや味の濃いものは少なめにすること。

精神的なストレスは溜めこまないこと。

ライフスタイルを見直すだけで、治療の半分は成功していると考えても過言ではありません。鍼灸治療の効果をより引き出すためにも、是非、ご自身のライフスタイルに着目してみてくださいませ。

治療への意識について

 もっとも大切なことは、患者様ご自身が『治そう』という意識を強くお持ちになることです。施術者はあくまで治療のお手伝いをさせていただくという立場にしかございません。相手任せにするのではなく、現状のライフスタイルなどを見直し、自ら前へ進もうとする気持ちをもつことが、病気に打ち勝つ秘訣であると考えます。


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秋英堂の名前の由来

治療院名となっている「秋英」とは秋桜、コスモスの中国語名の1つです。花言葉の1つに「調和」ということばがあります。
からだとこころの調和、ひとと自然との調和、ひと同志の調和を目指した治療院にしたいという思いから、「秋英堂(しゅうえいどう)治療院」と名付けました。