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眼疾患に対応できる鍼灸治療院として
人間は外界からの情報の約9割を視覚、すなわち眼から入手しています。この事実からだけでも、私たちの日常生活がどれだけ視覚に依存しているかが伺えます。 物の形や色、遠近、明暗などを正常に認識し、生涯を通じてその機能を可能な限り維持していくことが生活の質を保ち、充実した人生を送ることに繋がると言っても過言ではありません。
一方で、様々な眼の病気が視力や視野の異常を招き、生活の質に大きな影響を及ぼすこともまた周知の事実であります。近年の眼科領域における診断・治療技術の進歩は目覚ましいものがありますが、そのような状況であっても今なお改善や完治の難しい眼疾患が存在するのも事実です。
当院は愛知県で眼科領域の疾患を専門に鍼灸治療を行っている「針灸専門・千秋針灸院」の提携治療院として、眼科領域の疾患をお持ちの患者さんを中心に鍼灸治療を行っています。
主に視覚障害の原因疾患として頻度の高い緑内障や、糖尿病網膜症、黄斑部疾患(加齢黄斑変性、中心性漿液性脈絡網膜症など)、網膜色素変性などの鍼灸治療を通じて、患者さんの視機能をはじめとしたQoL(Quality of Life:生活の質)の改善・維持に努めています。
(図:視覚障害の原疾患の推移、糖尿病合併症最前線 SEASONAL Post 2013年Vol.5 No.3 秋号より)
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炎症性腸疾患に対応できる鍼灸治療院として
炎症性腸疾患とは消化管に原因不明の炎症や潰瘍を繰り返し生じ、腹痛や下痢、血便、発熱、体重減少などを主症状とする疾患の総称で、現在は主に潰瘍性大腸炎とクローン病の2つを指します。
平成25年(2013年)度のデータによると、炎症性腸疾患における特定疾患医療受給者証の所持者数は潰瘍性大腸炎で15万5116、クローン病は約3万8271となっており、患者数は増加の一途を辿っています。(下図参照)
私は2015年2月にクローン病で入院し、完全静脈栄養療法、経腸栄養剤による栄養療法を経て、3月下旬に回盲部を含め小腸を50センチ程切除する手術を受けました。
クローン病の発症から今回の入院、手術の経験を経て、同じ炎症性腸疾患を抱える患者さんたちに鍼灸治療を通じて少しでも貢献したいと考え、クローン病の鍼灸治療に取り組むことにいたしました。
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